牛小屋の主

自身の底、程度。もしくは本質。

我、真理に至り。

 

斜に構え、自身の在り方を正しく見つめ、才無き己を自身で愛撫し、愛し慈しみ慰め同情、蔑みながらも自己愛する。

保身の塊であり、流行り物に疎く、他人を省みず。

我欲に溺れ、欲求に忠実で。困難や闘争、人倫、恐怖、苦難、全ての難事への逃避を続ける落伍者。

 

 

いやあ、自身の底が分かったよ!

 

達観したフリしてえらそーな事ばっかり言って、それを理解したフリで、でも才能も努力もしないから仕方ないよねーってオナニーして、それでも自分のことが大好きで。

もちろん、自分の心を守りたいし、流行り物にもキョーミなし、周りの人間なんてどーでもいい。

自分のしたいことだけするために、面倒な事からは逃げるし、重用されそうになれば辞めるし、人間関係面倒だし、難しいこと考えたいからぜーんぶから逃げる落ちこぼれ!

 

(にほんごやく)

 

今日、偶然。

6年前の小学校の同窓会のLINEグループがあって、そもそもそれも当日に入ったし(写真とか共有するため?いらんけれど)すっかりそれすら忘れてたんだけど。

そこにそれこそ6年振りに通知があってさ、抜けるかミュートにするかって思ってたんだけど。

まあ仮定するならA君。彼がその頃の担任とご飯行くから誰か来ませんか?って。

まあ、当然反応どころか既読すらつけてないけど。

コイツがマージで嫌いでね。世間様で言うとこの陽キャ

ここから思い出語り、ってかぼくのダメ人間話。

小中野球やっててそっからよく知らんが大学では飲みサーみたいなとこに居たみたいで。

小学校の頃はぼくがオタクっぽいタイプで仲良かった子(下の名前に先生付けて呼んでた、遊戯王でお触れホルスとか代償ガジェとか使ってて1番強くてTCG教えてくれたから)イジったりして泣かせてて一回ボコボコにして腕粉砕骨折させたりしたこともある。(ちなみにその頃からヒョロガリだから小学校の椅子で殴ってたよ、素手ならフツーにボコられて終わるし。ちなみにイジられた子のママが学校来てめっちゃ擁護してくれたからお咎めほぼ無し、ウチはババアとジジイと住んでたからマジで申し訳なかったし親っていいなぁって思った)

そっからビビってるのか中学では一切関わろうとせずに裏で「アイちゃんは捨て子」だったり「喧嘩できないから道具で殺そうとしてくる」とか言いふらす感じの負け犬ムーブしてた。後者に関しては事実だから反論できなかったが。

高校生の頃会った事あるけどイキがりたいのかどこで聞いたが知らんが中型乗る友達とかと溜まってたとこ来てタバコ吸わせろだのバイク跨がせろなど。

中卒でバリバリ現場働いてる子にカモられてたけど助け舟は出さなかった。嫌いだったから。

大学1年でお優しいパパママに型落ちのゼロクラ(通じねえか、ゼロクラウンっていうヤンキー大好き車種)を買って貰って、ぼくたちみてえなロクでもない家庭環境のゴミ達に見せびらかしたりもしてきてたらしい。(その頃は地元離れてたから知らんけど帰ってきて噂で聞いて「乗せてもらおうぜ!煽ってアクセル踏ませて度胸試しさせよう!」とか言ってた思い出がある)

20なったばっかの同窓会でこれがまた大変イキイキしてまして。(幹事ってのもあるんだろうけど)

集合場所の小学校にパツキンで安そーなセットアップ、野球部っぽい細い眉毛でダッセェ長財布ポケットからはみ出させて。

多分自分が1番イケてると思ったんだろうけれど銀河美少年を自称してるアイちゃんの方がイケてたからぐぬぬしてたと思う。

だってストパー当てた青髪ロングのピアスいっぱい高身長がギャルソンのセットアップを着こなしてるんだぞ(現在の8倍くらいカッコよかったし可愛かった。マジで。パトロンのジジババの男娼もどきしてお金も持ってたし、死ぬほどモテた、いやその後それのせいで死にかけるし、今の落ちこぼれになる理由なんだけど)

で、同窓会自体は楽しかった。途中まで。

家族の問題が色々あって大変だった小学生の感性では親友だったであろう子と10年振りくらい(4年生くらいで引っ越した)にぼくが1人でボロボロ泣きながら話したり、お触れホルス代償ガジェ先生に「アイちゃんは先に大人になったんだね」って言われて泣きながら「でも今もTCG好きだよ、やってるよ」って話して遊戯王とかデュエマとか萌えTCGとかポケモンの話したりして楽しかった。ってかそのくらいしか話す人居なかった。

ああ、いたわ。ぼくの事を寄生虫とか人殺しとかって罵る詐欺で金使って東京行ったカス。まあ、その頃はチンコのサイズも分かるし女の趣味もお互い理解してナンパしたりしてた大親友だったモノ。でもあんまり話さなかった。一緒に住んでたってのとかほぼ毎日飲んでたから特に話題も無いからかな。

まあ、マジでそのくらい。昔からジャニーズ系の顔とかイケメンとか可愛いとか女にチヤホヤされてたけどそれ以上に家庭環境とか素行でマジで誰も声掛けてくれなかったし。

で、本題のA君。

多分、その辺と話す雰囲気も終わったからか1人座って飲んでたら結構女子に付き纏われた。

まあ分かる。顔も良いし。いやそこじゃない。

今の19〜20なんて大学行って当然、働いてても入社1〜2年目みたいな奴ばっかの中では異質な存在だろうから。

着てる服はまあ高いし、時計やバッグもブランド品だったし、変な髪色してるしピアスめっちゃ空いてるし、そういう火遊びできそうな対象ではあったから。

多分A君これにジェラシー。そりゃそうだ。

自分は幹事でみんなに連絡を取った(ぼく以外)、場所も見つけた(オシャレだけどちょっと行ったらラブホ街で風俗街、センス無い)、大学で飲みサーでイケイケだったはず。知らんが。

そんな中で唯一バブした人間が人伝いで来ることになって(流石に予約とかの前、当日突然行くほど図々しくはない)カッコいいし(自称)チヤホヤされてたらそりゃ、ムカつく。

で、多分A君考えた。飲みサーのノリで潰せば勝ちじゃね?と。

A君知らなかった。ぼくが何の仕事をしてどういう生き方をしてきたか。

声掛けてきた時ビックリした。多分ずっと無視するだろうって思ってたから。

「アイちゃん、飲んでなくない?うぇーい」みたいな、クソみたいなノリ。

ぼくはそういうノリが嫌い。

なんで自分達の為にお金を払って、自分達で飲むのに面白くもなければ味も楽しめない飲み方をしなきゃならんのかといまだに思う。

「や。そういうの嫌いだからいーよ」みたいな大人の反応をした気がする。

それにキレたのか「ノリが悪い」だの「ビビリ」だの言いふらすのはホントに呆れた。

我ながら芸術的なまでに沸点が低いからかソレを受けた。受けてしまった。

渡されたグラスには米の水割り、それも悲しかった。洋酒もかなりの量ある中でコレを選ぶセンスが悲しかった。

席を立ってやいのやいの言われてるのを背にニッコニコで店員を捕まえて飲みきれなかったらお金を払うと約束してテキーラを1瓶貰ってきた。

ぼくはA君を倒した、経験値は入らなかった4杯くらいで倒せるのは補正で経験値入らない仕様だから。

以後、成人式後の食事会、ホテルを使った盛大な中学の同窓会、それ以降の同窓会等A君が幹事やそれに関係する全てに誘われなくなりました。

パチンコ屋の前に捨てて帰ったの根に持たれてるんやろな。

そんな典型的なアレのA君が7〜8月に担任とご飯に行くから誰か来ないか?と。

まあ前述の通り興味も無いしその先生担任でも無かったし、なにより若くてことなかれ主義な感じで学年で40ちょいしか居ない学校なのに一切干渉してこないタイプだった。ぼく視点だと。

他からすると熱血で生徒思いな教師みたいな評価をされてて「あ〜どう考えても面倒だから触れてこないだけか〜」と思える絵に描いたような教員らしい教員だった。

何人も反応してた。こんなクソみたいな地元に残ってる奴ぼく以外にもこんなにおるんや、アホやな〜と思いながら眺めていたら。

A君が面白い発言をした。

「○○、ごめんけど名前分からん!苗字なんやったっけ?」みたいな。

その子は4〜5年生くらいの時に転校してきた女の子、多分そんな特徴無い子だけど40ちょいしかいない同級生を忘れてるのが滑稽だった。

それに○○ってのは苗字。

この子がちょっとふざけた感じでフルネームを返信してるのを見てどうしようもなくイライラしてしまった。

多分1度も話した事は無い、頭が良いとかスポーツができたとか可愛いとか綺麗とかそんな事もロクに覚えてないし何も分からない。

でも名前くらいは覚えていた。

ぼくでも覚えていたのに、面倒な幹事やらを受け持って人を集めてるのにそれを覚えていないA君に心底イライラした。

そりゃ途方もない人数と交友があるかもしれない、だからトコロテンみたいに押し出されちゃって忘れてしまう事もある。でも、そんなの誰でもそうだろ。わかってる。

自分だって忘れてしまってる人がいるかもしれない。袖触れ合うも〜みたいなスピってる感じの事を言うつもりはないが、袖どころか2年は一緒にいた人間を忘れるなんてとイライラした。

きっとA君にとって彼女は端役なのだろう。

そしてぼくが癪に障る理由は。

自分が、自分自身が端役である事に耐えられないから、だろう。

誰彼の生であろうと役名を欲しがる、そんなマズローの虜囚。

これが一生か、一生がこれか、ああ嫌だ嫌だ。

 

人生の主役は…お前だ!…お前だ!…お前だ!

木更津キャッツアイ、見よう!